経ヶ峰


皆ルンルンの笑顔で「ハイ、チーズ」

 報告者   : 吉川靖人  
 山  名 経ヶ峰  山行名 例会
 ルート 安濃町平尾ー経ヶ峰ー大洞ノ峰ー経ヶ岳ー山出
 山行日  平成23年6月5日  天候  晴れ
 参加者  CL :  吉川 SL : 北村

男性 : 西川、 秋月、 津田、 中村、 山口、 佐坂
女性 : 加藤、 徳田

合計 : 10名  
 ルート概略図とコースタイム
 平尾登山口(9:15)−経ヶ峰(10:34/10:45)−大洞ノ峰(11:00/11:40)−経ヶ峰(12:00)−山出登山口(14:00)
 山行報告

数日前からの天気予報が気になり落ち着かない。下り坂ということで30%の降水確率でまずはよし!ナビはあるが、中村さんが仕事の関係で詳しい土地で心強い。草生大谷林道終点まで2台乗り入れて全員を降ろし、2台共下山先の山出に戻り1台で戻ってくる。待たれた方の話では地元の情報によれば、尾根の直登コースがあるとの事。これは是非ともと思い、躊躇なく選択する。初めは杉の植林の展望のないコースであるが、標識には「パノラマコース」と書いてある。「どこがパノラマやねん」と突っ込みたくなるほど周りの山も見えない。1時間位すると急に開け下界の景色が待っていた。今日は霞がかかって遠くまで見通せないが、高度感はまずまず味わえたと思う。長椅子も用意されており休憩と展望にはもってこいといったところである。ここからはハイキング用の広い道が頂上まで続いていた。最後の急登を終えると360度の眺望が待っていたはずであるが、今日は霞がかかっており伊勢湾等は見えない。近くの錫杖ヶ岳や青山高原のウインドファームが見える。雨でないだけでもましと思う。北に見えているカヤト状の気持ちのよさそうなところまで行くことにする。気持ちのいい尾根道を10分位行くと展望のいい大洞ノ峰に着く。経ヶ峰を見られる絶好のロケーションで昼食を摂る。ゆっくりと食事をし、経ヶ峰に戻り頂上直下の小屋に寄ることにする。綺麗な小屋で中も整理・整頓されていて気持ちがいい。

山出の方面へ向かう。えぐれた道の横の踏み跡を急降下すると、林道終点に着いた。林道からは淡々とした道で小一時間程で山出登山口に到着した。結構早く降りられた。登りの林道終点に車を回収して帰途に着いた。京田辺には4時半には着きました。楽々登山でした。 
 感想文
 経ケ峰(三重県 布引山地)に登る
 中村雅守

6月5日午前7時、新田辺駅バス停トイレ横から2台の車に分乗して出発。曇天ではあるが天気予報では何とかもちそうな空模様。 

信楽を抜け、関
ICを通って1時間半で平尾登山道入り口に到着。ここからさらに林道を車で入り込む。意外と奥深くまで車が行ける。終点には良く整備された駐車場があった。何とそこの標高は375m、経ケ峰山頂は819mなので約半分は車で来てしまった。さらにそこの標識には「経ケ峰まで2.2km」とある。行程1時間ほどである。 駐車場で一人の年配の男性に出会った。この方が色々ある経ケ峰の登山ルートを懇切丁寧に説明してくれた。経ケ峰は標高こそ高くはないが三重県では良く知られた人気のある山で、登山ルートも多くあり、登山道や休憩用の小屋(立派なトイレもある)も整備されている。この駐車場の直ぐ脇から入る尾根伝いのルートが最短であるが最もタフなルートであるとのこと。それを聞いた我等が長老山口さん、すかさず曰く「我々は皆、健脚ですから…」。この一言で一番タフなルートでの登山決定。 

タフなルートとはいってもさほど傾斜はきつく感じないが、この時期の樹林帯の登坂は蒸し暑く、すぐ汗が吹き出てきた。しかし程なく整備された登山道と合流。そこからはもう頂上が見えている。頂上に到着して2等三角点に恒例のタッチ。と…すぐ横に目をやると、何と先ほどの駐車場で我々より後から出発したはずの山ガール三人組が既に居るではないか。沢沿いのルートで登ってきたとのことだが、若いパワーには脱帽…。頂上には大きな木製の展望台もあり、360度の眺望が楽しめる。あいにくガスがかかっていて絶景とはいかなかったが(案内板によると好天時には)南アルプスの北岳も見えるらしい。 山頂から15分ほど先にある展望の開けた小ピークまで行ってお昼にした。


帰路は車1台をデポしてある山出登山口に下りる。大きな登山道の途中から左に分けて急坂を一気に下っていく。ここが今回の山行で一番歯ごたえのある行程であった。通常のルートと思しきところは(雨で荒れて)深くえぐれ、3メートルくらいの谷状になっている。その脇の“土手”を下っていく。大きな林道に出て後はこの林道を沢を左手に見てダラダラと下っていけば山出登山口に出る。途中、道が2つに分かれている場所に出会った。大して気にもとめず、道なりで簡易舗装のしっかりした広い道(右側)をそのまま進んでいった。しかし300mほど行ったところから道は登り勾配になり、しかも沢から離れていくではないか。先頭を行く吉川さんが“異常”に気付いた。直ぐに地図を確認する。すると山出への道は先ほどの分岐で沢を渡り、沢を右に見て下っていくようになっている。コースを外れて間もなく気付いたので大事に至らなかったが、改めて地図の確認の重要性を認識した。 こうして梅雨期であるが雨に遭うこともなく無事山行を終えることが出来た。この山は登山とハイキングの中間のような行程で、京田辺からも遠くなく、且つ楽しく自然を満喫出来るなかなか良い山だと思います。 

車山行の時はいつも車を出していただいた方には感謝しています。今回もおかげ様で楽しい山行をさせていただきました。吉川さん、佐坂さん、そしていつも殿をしっかりサポートしてくれている北村さん、ありがとうございました。

     
 今日も山頂を目指して 反射板の下を通り抜け  やがてウェルカムボードが迎えてくれる 
     
 さあー、 もう一歩で展望台だ  最後尾も最後の樹間を抜ける  下山に備えて腹ごしらえ(よく食べるなあ!!!)
     
   写真提供:北村さん